開催日時: 平成27年12月9日(水) 午後2時より
開催場所: 一般社団法人全国樺太連盟 本部事務所
テーマ: 「樺太時代のポーランド人について」
樺太時代を語る時、私たちは祖父母の労苦を思い起こすことが多い。
この島には私たちだけでなく北方少数民族やアイヌ、朝鮮半島からの
人々もいたことを思い起こす。
また、この島がシベリアに次ぐ流刑の島であったところから、ロシア人や
帝政ロシアが統治する国々の人々も残留していた。
中でも、樺太が回復された時、ポーランド人約30人が樺太に残留を
認められている。彼らは北方の農営の技術を日本人に伝える一方、
ヨーロッパの文化を伝えてくれた人々でもあった。
しかし、彼らの生きる環境はめまぐるしく変わっていった。それは戦争の
機運が高まるにつれ、彼らは何時しかロシア人と見做され、官憲の監視下に
置かれるようになる。そして、樺太は僅かの期間に二度の敗戦を迎える。
この報告は、一体彼らは、何処からきて、いかに樺太時代を生き、そして
何処へ帰ったのか、を追跡調査したものである。
講演者: 尾形 芳秀氏
座 長: 平林 憲次氏
参加資格: 会員、非会員を問いません。 どなたでもご参加頂けます。
参加費用: 無料